青木宏・ぐい呑み
W5㎝ × H6㎝
青木宏氏によるぐい呑み。
手触り良く、適度な重さ。
口縁も丁寧に作られていて口当たりが心地良い。
お酒の染み込みや反応、使い込みで変化していくテクスチャー。
ぐい呑みを育てる楽しみも加わって、
お酒の嗜みがより有意義な時間に。
*最終画像は店主が育てた同作家によるぐい呑み*
「青木 宏」
やきものを育てるというのは、茶道の文化が大きく関係しています。
茶道で使う茶碗は、一楽、ニ萩、三唐津と言われるように、焼きの甘い(焼き締まってない)やきものが重宝されています。
なぜ重宝されるのか…
それは堅く焼き締まってない外見から感じる柔らかさでもあり、熱いお茶を心地良く飲める機能でもあり(素地が密な磁器は熱い)、使っていくうちに、その使い方でその人を表すような変化を見せながら変わっていく(育てる)楽しさでもあります。
それは非日常空間であるお茶の時間を楽しむための器なのだと感じます。
お酒の時間もまた、日常から開放された特別な時間であると思っています。
作品を買ってくださる方にも、そんな非日常な時間を提供できたらと思っています。
染み込み変化していく様は、日常では汚れるなどと言われることもあります。
ですので、口の当たる部分などは3回以上焼いてしっかり焼き締めています。
しかし一方、手に当たる部分の触り心地は柔らかく、使うほどに自分に馴染み変化していくようなイメージを持ってつくっています。
青木宏 fall
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青木宏 作品
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