刻・浅型シングルラインM
W11㎝ × H8㎝(約4号鉢)
経年変化を楽しめる育てる鉢。
あなたが完成させる、あなただけの一鉢を。
剥き出しの特殊合金鋼という特異性。この特異性のある鉢は、金属職人×デザイナー×アーティストといえるRew10worksだからこそ。
金属の特性を生かし、デザインを極力入れていない計算されたバランス、機能美。鉢底のなかなか真似が出来ない設計は秀逸。
鉢の主張が強く主役になってしまうようなものではなく、植物を引き立て調和し一緒に育っていく鉢。
新品の黒皮残る金属色から、黒と錆が混じったややグレイズされた状態、若く明るい錆色(黄~橙~茶褐色)、渋く黒みががった錆色(茶~焦げ茶~黒褐色)移りゆく経年変化を楽しめる。
植物のように、環境、気候、あなたの関り方でヴィンテージの進行速度、錆の柄模様が変化する。
悪天候で倒れたり、少し傷がついたり、雨ざらしにしてしまったり…そんなアクシデントも楽しめ、味わいとなるような一鉢。
個性が出やすい、多肉植物、サボテン、塊根植物で鉢合わせすると、なおさら自分だけのオリジナル。
・錆を楽しめる特殊合金鋼
耐候性鋼材(COR-TEN STEEL)という特殊合金鋼を使用。この特殊鋼も錆はするが、安定錆と呼ばれる表面に出来た錆皮膜が、鋼をコーティングして内部の腐食を抑えてくれる。鋼の最大の弱点である錆を錆で防ぐという面白み。
錆の優れた抑制性があるが高価なため、メンテナンスが難しい大型建築モニュメントや神社仏閣などで用いられる。
・頑丈で安定性抜群
重厚な金属、底面が広い寸胴形状なので、風に倒される事が極めて少ない安定性。
頑丈さは鉄橋、鉄道車両、防災施設で用いられる程。耐候性は普通の鋼よりおよそ4倍~8倍程度と言われている。
・底面ステンレス
鉢底板はステンレスに変えており、より腐食に強い構造。鋼とステンレスという異種金属を、非常に腐食に強い真鍮と、着色や抗菌・防腐目的で使用される緑青を用いてろう付けという技法で接合。
鋼とステンレスが直接触れないよう一区切りし、もらい錆を防ぐ。鉢底板少し浮かせて接合し、空間・穴を開け、しっかりと水が抜けるよう通気性を確保。
このステンレス・空間・穴は、植替え時に根と鉢を剥がしやすくする目的としても設計。
※納期まで1か月前後、お時間頂戴致します※